これから始めるバックカントリー★道具を揃えよう! #1 基本安全装備の巻
これから始めるバックカントリー★道具を揃えよう!
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これから始めるバックカントリー★道具を揃えよう! #2 バックパックの巻
降った翌日にゲレンデの非圧雪斜面を朝一で狙ってすべったり、もしかしたらゲレンデの滑走禁止区域を滑って怒られたりしたり。
そうこうしているうちに ”バックカントリー” なんて言葉をちらほら耳にしたりして。
バックカントリーとは
そもそもバックカントリーって何?
それは管理されたゲレンデではなく自然の山で滑ること。
ゲレンデと大きく違うのは、自由度と危険度。
管理されたゲレンデとは違って自然の中では基本的に自由。他の人に迷惑をかけなければ好きなように遊べます。
しかし、管理されていない分リスクがぐっと高くなります。
・木が生えてる。
・岩が出てる。
・穴が開いてる。
・滑落したり。
・雪崩が起こったり。
・迷子になってしまったり・・・。
トラブルがあってもパトロールの人が助けに来てくれる訳ではありません。
そんなリスクを抑えながら楽しむためには、滑走技術の他にも危機回避をするための知識と経験、そして道具が必要となるのです。
アバランチギア
アバランチとは雪崩のこと。自然の雪山へ入る際に必携となるのが雪崩を想定した安全装備。
必ず持っていくべきとされるのがビーコン、ショベル、プローブ(ゾンデ)の3つです。
そしてそれら安全装備や、食料などを持ち運ぶためのバックパックも必要です。
道具である以上、それぞれの使い方を熟知していることが前提ですが、例え使い方を知らないにしても携行することがバックカントリーの常識でありマナーです。
リフトアクセスでコース外(自己責任エリア)を滑る、いわゆる ”サイドカントリー” でも必要となります。
また、ガイドカンパニーの開催するツアーに参加する場合には携行していないと参加できないことがほとんどでしょう。
ビーコンとプローブを使った捜索の様子のムービー
オンラインストア: アウトドアギア.jp 雪崩安全装備一覧
それぞれの役割を下記で簡単に説明します。
ビーコン
何はなくとも必要なのがビーコン。目的は大きくふたつ。
一つ目は、自分が雪崩で埋まった際に捜索者に居場所を知らせること。仮に使い方がわからなくてもスイッチを入れて所持しているだけで雪崩にあった際の自身の生還の可能性を飛躍的に高めます。
また、日本雪崩ネットワークによると『家族や友人そして警察や消防、遭難対策協議会といった第三者に不要なリスクを冒させないためにも所持すべき』とのことです。秋や春のバックカントリーで人気の富山県の立山では入山の際のビーコン所持が義務化されました。
とはいえ高額なのですぐには買えないという方も、他人に迷惑をかけないためにもレンタルを利用するなどして雪山へ入る際には必ず携行してください。
ビーコンレンタルはこちら
ビーコンのもう一つの目的は雪崩に埋まった人の場所をつきとめること。素早く捜索するためには操作の習得が必要となります。
捜索を目的として所持するのであれば、できる限りレンタルではなく自身で購入して操作を習得しておかなければいけません。
ビーコンの選び方
ショベル
雪崩に埋まった人を掘り出します。パウダーのイメージが先行するバックカントリーでは想像しにくいかもしれませんが、雪崩が起こった後には”デブリ”というカチカチの雪の塊が発生し、とてもじゃないですが手では遭難者を掘り起こせませずショベルが必要です。また避難用の雪洞を掘ることができます。
雪の状態を確認し雪崩の可能性を見極めるためのピットチェックを行う際にも使用します。
安いからと言って1,000円程度をけちってプラスチック製を選ぶといざという時あまり役に立ちません。小さくてもブレードの曲がりが強い形状だとバックパックへの収納がしにくい点にも注意してください。4,000円〜6,000円程度で購入できます。
参考記事: ショベル比較記事
プローブ
ゾンデともいいます。雪の中へ深くさすことで雪崩に埋まった人の場所をつきとめます。
バックカントリー用のプローブは、ほとんどがコンパクトに分割収納でき、使用の際には素早く組み立てられるように設計されています。短すぎると十分な捜索ができなかったり、径が細すぎるといざというとき固い雪にささらず曲がってしまったりします。5,000円〜10,000円程度で購入できます。
バックカントリー用おすすめレスキューパッケージ
とはいえ、これらの安全装備を揃えるためには先立つモノが必要・・・。スピリットでは、お値打ちで選択に悩む必要がないようにバックカントリー用の雪山安全装備のセットをご用意していますのでぜひご検討ください。
バックカントリーレスキューパッケージ

K2のバックサイド24 キット(24Lのバックパック、レスキューショベル、アルミプローブ230cm)とBCAのTracker3をセットにしました。
日帰りでのバックカントリーに必要な装備を収納するのに十分な収納スペースやポケット類を備えた雪山で使いやすいバックパックにバックカントリーガイドも利用するK2のレスキューショベルやプローブが専用のスペースにすっきりと収まっています。スノーシューやスキー、スノーボードを簡単に固定することのできるストラップもついています。
ビーコンは3本アンテナで捜索機能にすぐれ、使い方を習得した後は仲間を助けるための強力な味方となります。
◆バックカントリーレスキュー本格パッケージ価格
【K2】バックサイド24 キット(24L)+【bca】トラッカー3
定価合計70,000円(税抜)→ スピリット価格
★セットで買うととってもお得。初心者応援価格です!
バックカントリー安全装備レンタル
スピリットではバックカントリー安全装備のレンタルも行っています。
バックカントリー安全装備のレンタルのお申込みはこちらからどうぞ。
★お問い合わせもお気軽にどうぞ!shop@outdoorgear.jp
リスクを抑え、人に迷惑をかけずパウダーを満喫しよう!
また、自由を手に入れるためには責任ある行動が必要なのです。
大自然へのリスペクトを忘れずに、リスクを抑えてパウダーを満喫しましょう!
雪山安全装備レンタル
予算がなくて買えないやという人も、だからといってナシでは済まさずレンタルご利用をご検討ください。
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